たつき涼は自身の夢を通じて未来の出来事を予知することで知られています。
彼女の予言は多くの人々の関心を集め、特に東日本大震災の予言が的中したとされることから、その的中率が高いと話題になっています。
しかし、すべての予言が実際に当たったわけではなく、外れたものも数多く存在します。
本記事では、たつき涼の予言の的中率について検証し、的中した例と外れた例を詳しく解説します。
たつき涼の予言的中率は?
たつき涼の予言の的中率について、正確な数値は不明ですが、一部の予言が現実と一致したことで注目されています。
特に東日本大震災の予言が的中したとされ、信ぴょう性が議論されています。
『私が見た未来』の表紙には「大災害は2011年3月」と記されており、これは2011年3月11日に発生した東日本大震災と一致していました。
このような具体的な年月日が示された予言が的中したことで、彼女の的中率は高いと考えられています。
一方で、「大災害が起こる」や「有名人が亡くなる」といった抽象的な予言も多く、後付けの解釈が可能なものも少なくありません。
また、数多くの予言をすれば、その中には偶然的中するものもあるようです。
結論として、たつき涼の予言には的中したものもありますが、すべてが正確ではなく、解釈次第で当たったとされるものも含まれます。
たつき涼の予言が的中したとされる具体例は?
たつき涼が過去に予言し、それが現実の出来事と一致したとされる例を紹介します。
彼女の夢の中で見たビジョンが、後に実際に発生したとされ、多くの人々の関心を集めました。
以下に、特に注目された的中予言を詳しく解説します。
東日本大震災(2011年3月11日)
- 1999年に出版された漫画『私が見た未来』の表紙に「大災害は2011年3月」と書かれていた。
- 震災の発生とともに、この記述が注目を集め、たつき涼の予言の信憑性を高める要因となった。
- 彼女は夢の中で津波が街を飲み込む光景を見ており、それが現実と重なったとされている。
ただ漫画の方には何も描かれていません。
漫画の表紙部分に「大災害3月11日」と書かれたことが東日本大震災のことだと言われているようです。
フレディ・マーキュリーの死(1991年)
- 1976年と1986年に「世界的な歌手が亡くなる」夢を見た。
- フレディ・マーキュリーの死と関連付けられ、夢の中で彼が病に倒れるビジョンを見たとされている。
- 彼女は当時、その夢について詳細なメモを残していたと言われており、後の証拠となった。
『私が見た未来』に登場するフレディ・マーキュリーの死の予言ですが、よく見ると気になる点がいくつかあります。
たつき涼が夢を見たのは1986年11月28日ですが、実際にフレディが亡くなったのは1991年11月24日で、5年のズレがあります。
また、たつき涼がフレディの死を知った日についても、テレビ報道で知ったのは11月24日、新聞を読んだのは11月28日と書かれていて、一貫性がありません。
さらに、漫画では11月28日付の新聞が大きく取り上げられていますが、実際の紙面ではそこまで大きな扱いではありませんでした。
こうした点を考えると、夢と現実を無理に結びつけている可能性もありそうですよね。
阪神・淡路大震災(1995年1月17日)
- 「街が崩壊する夢」を見たとされており、震災と結びつけられている。
- 地震の揺れによる甚大な被害を夢の中で体感したという。
- 被害の詳細なビジョンが彼女の夢に現れたとされ、事後に予知夢として語られることが多い。
阪神・淡路大震災の予言も表紙部分に「1995年1月2日に見た夢荒れてヒビの入った大地『連れてって』と言ったら5年たったら迎えに来る」と書かれたものが阪神・淡路大震災の予言と言われています。
ダイアナ妃の事故死(1997年8月31日)
- 1992年に「高貴な女性が車の事故で亡くなる」夢を見た。
- 夢の中で彼女は暗いトンネルの中で光が消える光景を見ていた。
- その後の事故がこの夢と一致しているとされ、彼女の予知能力が改めて注目された。
ダイアナ妃事故死の予言も漫画の表紙に「1992年8月31日に見た夢 」という文字のほかに、赤ちゃんを抱く女性の絵と「DIANNA」という文字が書かれています。
ダイアナ妃がが亡くなったのは1997年8月31日でこれが予言だと言われています。
これらの予言がすべて完全に一致しているとは限らないものの、彼女の夢が未来の出来事を示唆していた可能性は否定できません。
たつき涼の外れた予言は?
たつき涼の予言の中には、実際には起こらなかったものもあります。
そのため、すべての予言が当たるとは限りません。
特に、大規模な災害や自然現象の予言には、まだ現実になっていないものも含まれています。
富士山噴火(1991年の夢)
たつき涼は「5年ごとに富士山が噴火する」と予言しましたが、2025年3月現在、大噴火は発生していません。
彼女が見た夢では、富士山が大爆発を起こし、大量の火山灰が関東地方に降る様子が描かれていました。
また、周辺地域の住民が避難を余儀なくされるほどの大災害になるとも言われていました。
しかし、現実には富士山の活動に目立った変化はなく、この予言は今のところ外れています。
この予言が広まった背景には、過去に富士山が噴火した歴史的な出来事が関係しているかもしれません。
例えば、1707年の宝永噴火では、大量の火山灰が関東地方に降り、大きな被害をもたらしました。
このため、たつき涼の予言と過去の噴火の記録が混ざり、「近い将来に富士山が噴火するのではないか」という噂が広がったと考えられます。
神奈川県の津波(1981年の夢)
1981年、たつき涼は「神奈川県で大津波が発生する」という夢を見ました。
しかし、現時点ではそのような大津波は発生していません。
彼女の夢では、巨大な波が相模湾を襲い、鎌倉や江の島が水に沈む光景が見えたとされています。
この夢は、南海トラフ地震や関東大震災と結びつけられ、神奈川県沿岸に住む人々の間で話題になりました。
しかし、これまでに神奈川県でそのような大津波は起こっておらず、この予言は当たっていないと考えられています。
ただし、相模トラフ沿いでは過去に大きな地震が発生しており、将来的に津波が起こる可能性は否定できません。
そのため、一部の専門家は「予言の真偽は別として、万が一のために津波対策をしっかりしておくべきだ」と警告しています。
たつき涼の予言のデマ情報とは?
たつき涼の予言には、彼女が発言していない内容が広まることがあります。
例えば、「新型コロナウイルスの流行を予言していた」「第三次世界大戦が始まる」といった情報は、彼女の著書には存在せず、デマとされています。
新型コロナウイルスの流行予言
一部のネット上では「たつき涼が新型コロナウイルスの流行を予言していた」との情報が拡散されました。特に、「ウイルスが世界的に広がり、人々がマスクをする時代が来る」といった抽象的な言葉が、コロナ禍を予言していたかのように解釈されたことが原因です。
しかし、彼女の著書や公式発言にはコロナに関する具体的な言及はなく、明確にこの感染症を予測していたわけではありません。
また、類似する災害やパンデミックは過去にも発生しており、たつき涼の予言と結びつけるのは誤解を招く可能性があります。
このような情報は、SNSやブログを通じて急速に拡散されましたが、信頼できる証拠がないため、デマ情報の一例と考えられます。
尾崎豊の死の予言デマ
また、「たつき涼が尾崎豊の死を予言していた」という情報もネット上で拡散されました。
しかし、彼女の著書や公式な発言には尾崎豊に関する予言はなく、これは完全なデマとされています。
特定の有名人の死を予言したとする話は他にもありますが、後付けの解釈で広まることが多く、事実ではない情報が拡散される要因となっています。
偽者によるなりすまし
たつき涼の人気が高まるにつれ、彼女になりすました人物が偽の予言を拡散するケースが増えました。
特に、「富士山噴火が確定した」「第三次世界大戦が始まる」「地球規模の異常気象が起こる」といった予言が、たつき涼が語ったものとして広まりました。
しかし、これらの予言は彼女自身が発言したものではなく、ネット上のデマ情報の可能性が高いです。
たつき涼本人も、過去に自らの予言が誤って広まっていることに対し、困惑の意を示したことがあります。
まとめ
たつき涼の予言には、的中したものもありますが、外れたものも多くあります。
特に、富士山の噴火や神奈川県の津波といった予言は、今のところ現実になっていません。
彼女の予知能力を信じるかどうかは個人の判断ですが、予言に頼りすぎず、冷静に情報を見極めることが大切です。
また、予言が当たるかどうかに関係なく、防災意識を高め、日頃から備えておくことが重要ではないでしょうか。
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