TikTokやYouTubeショートで見かける「ナルトダンス」。
体をくねらせながら踊る姿に「何これ?」と思った人も多いのではないでしょうか。
なぜナルトという名前で呼ばれているのか、どこから生まれたのか、気になるポイントを一つずつ探っていきます。
ナルトダンスとは何?
ナルトダンスとは、独特な腰の動きとリズムが特徴的なSNS発のダンスです。
数人で横に並んで踊る動画が多く、シンプルながらクセになるステップで再生数を伸ばしています。
見た人が「真似したい」と思える分かりやすさが人気の理由になっているのかもしれませんね。
ナルトダンスの元ネタは?
ナルトダンスの元ネタになったのは、中国・広西チワン族自治区で披露されてきた伝統舞踊「科目三」と言われています。
結婚式やお祝いの場で踊られる風習があり、現地では地域文化として受け継がれてきました。
これがショート動画文化にのり、若者が「面白い」と感じて投稿したことで爆発的に広がったと考えられています。
地域色のある踊りが世界のSNSで再解釈されるのは、まさに時代ならではの流れではないでしょうか。
ナルトダンスになったきっかけは?
ナルトダンスと呼ばれるようになったのは、アニメ『NARUTO』のコスプレで科目三を踊る動画が拡散したのがきっかけです。
忍術の印を結ぶしぐさや“ナルト走り”が加わり、独自のインパクトを放ちました。
もともと人気の高いキャラクターとユニークな踊りが合わさったことで、「あの忍者が踊ってる!」と驚きを呼び、バズにつながったのでしょう。
ナルトダンスの曲は何?
ナルトダンスで使われる代表曲は、闻人听書(ウェンレン ティンシュウ)さんが歌う『一笑江湖』です。
2020年にリリースされた楽曲で、DJリミックス版ではテンポが速く重低音が効いており、ダンスにぴったり合うアレンジになっています。
原曲は叙情的でしっとりした雰囲気ですが、リミックスでは思わず体が動いてしまうリズム感が際立ちます。
このギャップが中毒性を生み、再生数を押し上げているのかもしれませんね。
ナルトダンスの踊り方は?
基本の動きは、足を肩幅に開き、リズムに合わせて腰を左右に振るステップです。
上半身は少し前傾にし、手は胸の前で小さく動かすのが特徴です。
数人で並んで同じ動きをすると迫力が出て映えやすくなります。ナルトの走り方を取り入れたり、印を結ぶ仕草を組み合わせたりすると、よりアニメらしい雰囲気が出るでしょう。
真似しやすいのに印象的なのが、多くの人に愛される理由なのかもしれませんね。
ナルトダンスの広がり方
中国から始まったナルトダンスは、ベトナムや日本などアジア各国にも波及しました。
特にベトナムでは制服姿の学生が学校で踊る動画や、街中でパフォーマンスする映像が次々と投稿されています。
アニメ文化に親しみのある若者層が多いことも人気の背景にあると考えられます。
今後はさらに多様なキャラクターや音源との組み合わせが増えていくかもしれませんね。
ナルトダンスに関する疑問
「ナルトダンスは公式?」とよく聞かれますが、公式が作ったわけではありません。あくまで中国の伝統舞踊とナルトのコスプレが偶然融合して生まれたネット文化です。
「踊るのは難しい?」という質問に対しては、基本のステップがシンプルなため初心者でも真似しやすいと言えます。
ダンス経験がなくてもリズムに乗って腰を揺らせば、それだけで“ナルトダンス”に見えるのではないでしょうか。
「曲は何?」と聞かれたら『一笑江湖』と答えられるようにしておくと、会話でも盛り上がるかもしれませんね。
まとめ
ナルトダンスとは、中国発の科目三という舞踊がSNSで再解釈され、ナルトのコスプレや楽曲『一笑江湖』と組み合わさって広がった現象です。
シンプルな動きと強いビジュアルで、短い動画文化にぴったりはまりました。
国境を越えて広がるナルトダンスは、今後もさまざまな形でアレンジされていくのではないでしょうか。
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