にじさんじ叶が中国で炎上はなぜ？元ネタ動画は？

人気VTuberグループ「にじさんじ」に所属する叶さんが、2025年6月、突如として中国のファンコミュニティで炎上騒動の渦中に立たされました。

事の発端は、オンラインイベント「MadTown」での配信中のやりとり。

一体なぜこの騒動がここまで大きくなったのでしょうか？元ネタ動画や炎上理由、関係者の対応について詳しく見ていきます。

にじさんじ叶の炎上元ネタ動画!

にじさんじ叶さんが炎上した問題となったシーンを含む配信の元ネタ動画は以下の通りです。

一部の問題視されたやりとりは、この動画内の7：20～確認できます。

にじさんじ叶の炎上のきっかけは？

6月8日に配信された『MadTown』は、GTAをベースにした期間限定のロールプレイイベント。

にじさんじ叶さんはギャング役として参加し、他の配信者・ファン太さんや魔界ノりりむさんと共演していました。

問題となったのは、りりむさんが倒れている場面で、叶さんとファン太さんがやりとりした以下の一幕です。

このような発言が、性加害的なニュアンスとして中国語圏に拡散され、「セクハラ」として大きな批判を浴びることになりました。

にじさんじ叶は中国で炎上？

にじさんじ叶さんの炎上が加速した背景には、中国の動画サイトで公開された切り抜き動画の存在があります。

この動画では、前後の文脈が省かれ、さらにりりむさんが涙ぐんでいる別シーンと組み合わせて編集されていたとされています。

その結果、本来の「ネタ」や冗談の文脈が伝わらず、中国語圏の視聴者からは「女性に対するセクハラ行為」「性加害の助長」といった強い非難が集中しました。

ただSNSでは日本人嫌いの中国人が勝手に炎上させて遊んでるだけではといった声が多くありました。

にじさんじ叶の謝罪と視聴者の反応

炎上を受けて、にじさんじ叶さんは6月10日に謝罪動画を公開。

「不安や不快な気持ちにさせてしまったこと、本当に申し訳ありません」

と丁寧に頭を下げましたが、一部視聴者からは「言い訳がましい」「内輪ノリで済ませようとしている」として、さらなる反発を招いてしまいました。

また、謝罪の中で「りりむちゃんは問題ないと言ってくれた」と発言したことも、「りりむさんに責任を押し付けている」と批判の対象となっています。

ただSNSなどを見ていても日本人はほとんどそういった声は上げてないですね。

にじさんじ叶が炎上後に中国企業鳴潮の案件を辞退？

さらに大きな影響として、叶さんは6月14日に予定されていた中国発のゲーム『鳴潮』のPR案件の配信出演を自ら辞退しました。

諸事情により、6月14日に予定していた「鳴潮」の案件配信は辞退させていただきます。
楽しみにしていただいた方には申し訳ございません。

— 叶＠にじさんじ (@Kanae_2434) June 13, 2025

理由は明記されていないものの、今回の騒動との関連性は明白と見られています。

中国企業との関係を重視するにじさんじにとって、こうしたトラブルは避けたい事態。

SNSでは「理不尽な圧力に屈した」「もう中国とは関わらない方がいい」といった声も上がっています。

にじさんじ叶の炎上に見るSNS時代の課題

この騒動から浮かび上がるのは、SNS時代特有の情報伝達の危うさです。

• 切り抜き動画の偏向性：コンテキストを無視した一部の映像が、誤解を生みやすいこと
• 文化的な認識の違い：日本では「冗談」として流される言動が、他国では倫理的問題となりうる
• 当人間の関係性の無視：視聴者が発言の裏にある信頼関係を理解せず、構造的な問題に仕立ててしまうリスク

まとめ

今回の騒動は、単なる「冗談」が異文化でどのように受け止められ得るかを示す一例です。

にじさんじ叶さんやにじさんじ運営にとっては痛手となりましたが、この経験を通じて今後の発信に対するリテラシーや、配信者の国際的な配慮のあり方が見直される契機となるかもしれません。

視聴者もまた、切り抜き動画やSNSの断片的な情報に流されず、冷静な視点を持つことが求められます。